2012/03/23

旧大阪厚生年金会館大ホールが「オリックス劇場」に生まれ変わった!

 オリックス不動産が、旧大阪厚生年金会館大ホールをリノベーションした「オリックス劇場」の内覧会を開いた。長年親しまれた同会館の外観を残しながらも、設備の更新や耐震化など建物機能を向上させており、増築によりラウンジや地域交流施設が入るスペースも確保。新たな時代にふさわしいステージが誕生した。4月8日にオープンする。

 設計・監理は久米設計、音響設計は永田音響設計、施工は竹中工務店が担当。完成後の施設運営は、京セラドーム大阪(大阪市西区)を運営する大阪シティドームが担当する。
 冒頭、大阪シティドームの小畠弘行社長は「厚生年金会館は大阪を代表する多目的ホールとして愛されてきた。リノベーションには、新築と同等かそれ以上の時間やエネルギーを要したが、設計や施工企業のおかげで無事完成させることができた。今後多くの方々とともに、新しい歴史を積み重ねていきたい」とあいさつした。
 続いて、オリックス不動産の間渕豊専務執行役員西日本営業本部長が事業の概要などを紹介。コンセプトや音響へのこだわりについて説明した。
 同劇場の規模はRC・S造地下1階地上5階建て延べ1万1194㎡。旧会館の特徴だった外観の磁器タイル(備前焼)を残した上でコーティングを施している。
 ホールは従来の2400席を維持しながら、反射板の形状を変更することなどで音響性能を改善。舞台設備なども最新の設備としたことで、ポップスやクラシック、演劇、オペラなど多種多様な公演に対応できる。所在地は大阪市西区新町1-14-15。


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