津波で被災した陸前高田の市役所 |
シンガポールでは、東日本大震災の復旧・復興に約3,450万シンガポールドル(約22億円)もの義援金がシンガポール赤十字社に寄せられたという。その活用方法を知りたいという市民の声を受け、同赤十字社では支援する復興プロジェクトを決めるため、駐日大使館や被災自治体などと相談。この中で、陸前高田市が計画していたコミュニティーホールの建設に義援金の一部を活用することとした。
市は建設に当たって復興交付金も活用する考えで、2012年度では設計とともに土地造成を進める予定だ。規模は未定。建築着工は13年度となる見込み。建設地は市高田町栃ケ沢の高田西地区復興整備事業エリア約10haの一角で、周辺には消防署や災害公営住宅なども整備する予定となっている。
シンガポール大使館のローレンス・ベイ主席公使は「施設は津波の経験を生かし海抜50mの高台に造られる。一日も早く建設し、復興に向けて一歩でも前に進めるよう願っている」と話している。
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