2012/03/06

大規模落石で通行止だった大島の循環線「大滝橋」 3月17日に開通

 東京都建設局が2009年度から整備を進めてきた大島循環線「大滝橋」が完成し、17日に開通する。08年2月に大規模な落石が発生して以来、一部区間を通行止めにしていた大島循環線が全線開通することになる。

 大島循環線は島内の集落を結び港湾や空港につながる道路で島民の日常生活だけでなく、観光や経済活動を支える重要な路線。島内における緊急時の避難路として防災面での重要度も高い。
 都は交通の安全性を確保するため、落石を避ける谷側に新たな橋梁「大滝橋」を建設。落石が発生した急傾斜地を避けて現道を谷側に付け替えた。
 大滝橋は長さ65m、幅員10.85m(車道7.5m)の規模。橋梁形式は2径間連続非合成鋼箱桁橋。総事業費は約10億円。
 設計は日本工営、施工は鋼けた製作・架設工事を日本鉄塔工業、下部工事や上部工の仕上工事を村松工業が担当。取付道路は村松工業のほか、山田建設、ツバキ建設が担当した。


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