2012/03/12

金賞は長岡造形大の佐藤さん JIA新潟地域会・学生課題設計コンクール

 日本建築家協会(JIA)新潟地域会(塚本久志代表)は3日、新潟市で「学生課題設計コンクール2012新潟県内発表会」を開いた。県内の大学や高校から29作品が出され、制作した学生が会場のJIAメンバーや学生らに作品のコンセプトなどをプレゼンテーションした=写真。

 同コンクールは県内の大学や専門学校、高校の建築系学生を対象に、外部に対するプレゼンテーション能力向上を目的に毎年開かれている。7回目となる今回は、新潟市にある新潟大学工学部を会場に、新潟大学、長岡造形大学、新潟職業能力開発短期大学校、新潟工科大学、新潟工業高校、新発田南高校、上越総合技術高校の計7校から29点が出品された。
 各校の担当教員がそれぞれの課題を説明した後、学生が3分の持ち時間でそれぞれプレゼンテーションし、JIA地域会メンバーなどからの質問に答えた。
 参加者全員による公開審査の結果、大学の部では金賞に長岡造形大学1年の佐藤圭真さんの『みるいえ』、銀賞に新潟職業能力開発短期大学校1年のダイネル・カマチョ・ミランダさんの『panoramic house』、銅賞に新潟大学3年の岡本昂子さんの『ひとつ地面の上 道から生まれる集合生活』、高校の部では金賞に上越総合技術高校3年の井部雄介さんの『ぶどう畑で暮らす』、銀賞に同じく西條夏美さんの『Three Tree House』、銅賞に新発田南高校の小松叶宜さんの『from N-光と影と陰の調和』がそれぞれ選ばれた。また、大学の部では6点にJIA選奨が贈られた。
 今回のコンクールについてJIA新潟地域会の塚本代表は「学外の人に向けたプレゼンを経験することで、生徒たちは社会性を身に着けることができ、人間関係も広がるし、意義のあることだと思う。これからも建築に夢を持って勉強してほしい」と話している。


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