2012/03/30

空気の力で960トンの屋根を浮上 東京ガスの扇島工場4号LNG地下タンク

 東京ガスが横浜市の扇島工場で進めている4号LNG(液化天然ガス)地下タンクの建設工事で、タンク底部に組んだ屋根を空気の圧力で持ち上げる「エアレイジング」が完了した。重量約960tの屋根を約56mの高さまで浮上させた。設計・施工は清水建設、IHI、IHIプラント建設が担当している。

 タンクの容量は世界最大となる25万㌔リットルで、内径は72m。屋根の施工に当たっては、送風機からタンク底部にある屋根下に空気を送り、その圧力で押し上げた。建設工事は2009年11月に着工、13年10月の完成を予定している。


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