2012/05/16

35億投資して箱根ロープウェイ駅舎を建替え、日帰り温泉も新設 小田急箱根グループ

大涌谷の開発イメージ
 小田急箱根グループは、日本有数の観光地・箱根の魅力を高めるため、総額約35億円の設備投資を決定した。箱根ロープウェイ大涌谷駅舎の建て替えや、日帰り温泉施設の新設などを計画している。

 箱根ロープウェイ会社は約10億円を投じ、大涌谷駅舎(神奈川県箱根町仙石原1251)を建て替え、機能充実やバリアフリー化などを図る。大涌谷噴煙地の景観に調和したデザインとし、風力発電装置やLED(発光ダイオード)照明など、環境配慮技術も取り入れる。
 新駅舎の規模はRC・S造地下1階地上2階建て延べ2149㎡。地上1階部分にはインフォメーションや多目的トイレ、売店などを設置。2階には噴煙地を一望できる約100席のレストランを設ける。2013年4月下旬の竣工を予定している。
 また、箱根施設開発は、箱根湯本駅近くにある日帰り温泉施設「ひめしゃらの湯」(箱根町塔ノ沢4)を大幅に拡充する。古民家風の里山温泉をイメージした貸切個室露天風呂を新たに建設。首都圏最大級となる19個室を用意する。
 新設施設は木造平屋建て1160㎡の規模で、レストラン棟や休憩室、サウナなども併設する。RC造2階建て延べ1228㎡の既存施設も、露天風呂の増設や内風呂の内装改修などを実施する。総事業費は約7億円。13年3月の開業を目指す。
 このほか、分かりやすく、周りやすい箱根を実現するため、芦ノ湖遊覧の新型海賊船を建造し、箱根登山電車の新型車両を製造する。

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