中日本高速道路会社は、高速道路関連社会貢献協議会の協力を得て、石川県白山市の北陸自動車道徳光パーキングエリア(PA)下り線に高速道路では最大となる風力発電設備10㌔ワット×1基を設置した。また、同PA上り線に2㌔ワット×3基、合計4基の風力発電設備を設置。5月30日から運用する。運用開始に伴い、同日午前10時から同PAで記念式典を開く。
今回設置した風力発電施設はトルネード型と呼ばれる風車の回転軸が地面と垂直なものを採用した。トルネード型は、風向きによらず安定して発電できるメリットに加え、北陸で冬場に多い雷による被害を防止できる構造が特徴。
また、プロペラ型の課題である騒音や鳥が風車に飛び込む事故が少ないほか、部品が少なくメンテナンス性にも優れている。同時設置した10㌔ワットの太陽光発電設備と合わせ、年間2万1000㌔ワット時の発電を見込んでおり、トイレの使用電力量の約1割を賄い、年間約11・7tのCO2排出削減を目指す。
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