地下からせり上がる居室の床 |
外観 |
上階の床 |
設計に当たって保坂氏は「建築主は親子4人の家族。敷地を最大限に生かしても居住空間には狭小感が残る。何とかある程度のスペースを確保したいと考えた。地下は容積率の問題を解消できるが、湿度は高く光が不足し、風も通りにくい。地下と地上を同じ造りにできないと考えた」という。各階は同じ天井高、窓の高さで、収納家具も同じ場所に配置。床面をせり上がるように曲げたことで天井との間にすき間をつくり、地階でも風の通り道や光を取り入れられるようにした。窓のない壁面は外断熱で覆い、屋根に降り注いだ雨水を地面に導く効果を持たせるなど、さまざまな工夫を凝らしている。
規模は、RC造地下1階地上2階建て延べ90.84㎡。敷地面積は65.15㎡、建築面積は30.28㎡。構造設計はNAWAKENJI-M一級建築士事務所、施工は栄港建設(横浜市港北区)が担当した。
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