「コンペは好きです。・・・ギャンブラーですよ(笑)風前の灯ですよ(笑)」(山本理顕氏)。「家具をデザインするのは、なんだか昔の粘土細工や工作のような、童心に戻れるところがあって僕は好きですね」(藤本荘介氏)。これらの本音が、本書の随所に現れる。
『建築家をめざして』。この本は、阿部仁史、遠藤秀平、ジャン・ヌーヴェル、高橋てい一、手塚貴晴+手塚由比、トッド・ウィリアムズ+ビリー・ツィーン、西沢大良、藤本壮介、山本理顕――という著名建築家に、なぜ建築家をめざしたのか、どのような道を歩いた末にたどり着いたのか?などを赤裸々に取材した一冊。伊東豊雄氏も「偶然は必然。ふとした出来事との出会いから建築家になり、思いもよらぬ建築をつくることになる……」との一文を寄せている。
少し以前の2008年の取材ながら、著名建築家の辿った道のりに触れることができる。発行が当社なので手前味噌になるが、おもしろい本であることは保証できる。
『建築家をめざして アーキテクト訪問記』 AmazonLink
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