日本建設業連合会関西支部広報委員会(水野将委員長)は、広報誌『しびる』の臨時増刊号となる『紀伊半島大水害 復旧への挑戦』を発行した=写真。2011年9月に発生した台風12号による大水害の実態と、会員企業が担当した被災地での緊急対策工事の内容などを全18ページにわたって紹介している。ネット上で読むことができる。↓
http://www.nikkenren.com/about/shibiru/2012.html
メーン企画は、緊急対策工事の現場工事責任者8人による特別座談会。8人が初めて現地入りした時の感想や工事の苦労などを生々しく語っているほか、今後の災害対策についても提案している。
また、8人が担当した7地区について、工事概要や施工フロー、現況などを紹介した復旧レポートや、被害マップなども掲載されている。
水野委員長は、刊行あいさつで「この増刊号が、被害の甚大さと災害復旧活動の緊急性・困難性、自然災害の脅威とその対策の重要性を理解してもらう一助となり、被災地域の復興計画や防災対策を考えるうえで参考になれば幸いだ」と書いている。
発行部数は6,000部で、関係官公庁や地方自治体、関係団体、会員企業などに無償で配布する。
座談会に出席者した所長と担当工区は次のとおり(敬称略)。
▽船迫俊雄(鹿島)=赤谷地区▽荒川淳二(鴻池組)=長殿地区▽大塚康之(大成建設)=栗平地区▽越智伝(熊谷組)=北股地区▽明山慎(錢高組)=同▽藤原清廣(奥村組)=金山谷川地区▽平井正剛(大林組)=熊野地区▽善田好信(同)=相野谷川地区。
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