2012/05/28

データセンターを3カ月で構築 富士電機がモジュール型DC

 富士電機は、工期が短く省エネルギーのモジュール型データセンター(DC)の販売を始めた。サーバー、UPS(無停電電源装置)、受変電設備などの周辺機器をブロック単位で収納し、組み合わせることで、ユーザーニーズに応じたデータセンターを構築でき、投資負担が小さくなる。2014年度までに累計売上高60億円を目指す。

 モジュール型DCは、ブロック単位で構築する「ビルト・イン・ブロック方式」のため、段階的な立ち上げや一部増設などに適している。
 また、コンビニエンスストアの店舗設営に実績がある同社の「エコロパネル方式」を採用したことで、通常の工法に比べて大幅に工期が短くなる。同方式は、工場で製作、仮組みした部材をパーツごとに分解し現地で組み立てる工法で、約3カ月でデータセンターが構築できる。
 空調は、外気と冷媒を併用するハイブリッド方式の間接外気空調ユニットを採用し、消費電力を抑えるとともに、電力、熱源、空調を一元管理するシステムによって最適運転を実現する。

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