
アラップのBIMモデル
「海外のインフラプロジェクトではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が必要不可欠」と力説するのは、世界38カ国に90を超える拠点を持つアラップ(本社・ロンドン)でインフラ部門アジア圏責任者を務めるファーガル・ホワイト氏。同社が東京都千代田区の駐日英国大使館で開いた海外インフラ事業セミナーでの一幕だ。近年は世界各地で空港や高速道路、水処理などの事業コンサルをこなす中で「オペレーションまで含めた対応が強く求められる状況になってきた」と説明する。建設プロジェクトの計画段階には、事前に事業の問題点を導き出す必要がある。「そのコミュニケーションのツールとしてBIMが使われてい...