東京都工業高等学校電気教育研究会は8日、東京都港区の東京電業会館で「東京都高等学校電気工事技能競技大会」を開いた=写真。東京電業協会(江川健太郎会長)の協賛を得て毎年開催している大会で、ことしで第20回の節目を迎えた。今回は6校8チームの計16人が参加し、大城貴紀さんと白澤彩斗さんの都立多摩工業高校Bチームが優勝した。
開会に当たり、大会会長の山本誠都立荒川工業高校校長は「電気工事の技能は日々の積み重ねで身に付く。授業や課題研究、放課後の取り組みなど、日ごろの努力の成果を発揮してほしい」とあいさつした。
続いて、東京電業協会の田中榮次常任理事(教育部会長)は「少子高齢化に伴い電気工事の技能者・技術者が減少傾向にある一方、今後、東京五輪に向けて仕事が集中してくる中、若くて元気で優秀な電気工事士の力が求められている。この大会に多数の高校生が参加してくれることを非常にうれしく、心強く思う。ぜひこの業界に入り、活躍していただきたい」と激励した。
選手たちは、会場に用意された作業板上での屋内配線工事に挑んだ。審査の結果、都立荒川工業高校の平田英寿さんと石田展大さんのチームが準優勝、日本工業大学駒場高校の川越圭悟さんと大村天宏さんのチームが第3位となった。
上位3チームは、東京電業協会が11月1日に開く第49回電気工事士技能競技大会のチャレンジコーナーに出場する。
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