2014/10/10

【現場見学会】赤坂橋架替工事現場で小学生100人が「玉掛け作業」に挑戦!


横浜市と土志田建設は8日、同社が施工する「市道和泉町第449号線赤坂橋架替工事(下部工その4)(下部工その5)」で地元住民への事業周知を目的とした現場見学会を開いた=写真。午前は市立中和田南小学校の4、5年生の約100人、午後は地元の自治会から約40人が参加した。旧橋の橋台切断撤去作業を見学した後、参加者が実際に大型クレーンを利用した「玉掛け作業」などを体験し、事業への理解を深めていた。

 午前の見学会は、職員が施工現場に近接する中和田南小学校の生徒に工事の意義や工事内容、これまでの工事の流れを説明した上で現場に移動した。橋台部分の「ワイヤーソウ工法」を使った施工現場で、約10t単位のブロック切り取り作業を見学した。その後、子どもたちは2班に分かれ、大型クレーンを使用した「玉掛け作業」を体験。安全の観点からつり下げる荷物に発泡スチロールを利用したが、子どもたちは実際の作業に興味津々だった。
 土志田建設の土志田裕介取締役総括部長は「若い時に工事に興味を持ってもらい、土木の魅力について感じてもらえれば」と思いを口にした。
 同工事は長さ33m(幅15m)区間の道路拡幅と歩道設置とともに橋の下に遊歩道を設置し、連続したプロムナードを整備する。建設地は横浜市泉区和泉町992-4。和泉川を挟み市道と環状4号線を結ぶ市民の生活基盤道路は16年8月にも完成する予定だ。
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