2014/10/20

【出前講座・関西】専門学校生234人が鉄筋結束、圧接に挑戦! 関西鉄筋らが指導

関西鉄筋工業協同組合(岩田正吾理事長)と関西圧接業協同組合(濱野功理事長)は16日、大阪市西淀川区の修成建設専門学校で「出前講座」を開いた。講座には鉄筋のメーカーとして中山鋼業も参加し、建築学科、空間デザイン学科、住環境リノベーション学科、建築CGデザイン学科、専科の学生計234人が鉄筋の組み立てと圧接作業を体験した。写真は圧接作業の様子。

 冒頭、岩田理事長は「皆さんは今後さまざまな形でものづくりに携わると思うが、どうやって建築物などができていくかを知っておくことは大事だと思う。社会に出て自分の仕事をやるうえで、ものができていく手順とさまざまな人がかかわっていることを理解してほしい。きょうは楽しんで鉄筋などを体感してもらいたい」、濱野理事長は「圧接は鉄筋をつなぐ仕事であり、作業では火を使うがプロがついているので恐がらずに体験してほしい」とあいさつした。

鉄筋組み立て
関西鉄筋工業協同組合の田中勲副理事長らが注意事項などを説明した後は生徒が8班に分かれ、講師からていねいな指導を受けながら、鉄筋の結束などを体験。現在創設に向けて検討中の3級鉄筋技能士の教材を組み上げたほか、バーナーを使った圧接作業にも挑戦した。
 関西鉄筋工業協同組合は、社会貢献活動の一環として毎年学生への出前講座を実施している。今年度は武庫川女子大学や阪大、府立布施工科高校など11校12回を予定している。
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