2014/10/16

【ブルネル賞】鉄道に関する優良デザイン「駅舎部門」で東京駅など4駅が受賞

鉄道に関するあらゆる分野の優良デザインを表彰する国際的なデザインコンペである第12回ブルネル賞(駅舎部門)に、日本から東京駅(東日本旅客鉄道)=写真、日立駅(同)、上州富岡駅(上信電鉄)、中村駅リノベーション(土佐くろしお鉄道)が選ばれた。

妹島和世氏がデザイン監修した日立駅

日立駅
東京駅は100年以上前の建築を最先端の素材と技術でリノベーションして新旧の要素を高い品質で結合させた点や、旅行者の視点で案内路が示されている点などが評価された。また、妹島和世氏がデザイン監修した日立駅は、駅を通じて地域をつなぎ、縮小社会において求められる駅のあるべき姿を示した点が認められた。

TNAの設計で改築した上州富岡駅

上州富岡駅
TNAの設計で改築した上州富岡駅は、レンガとスチールを組み合わせることで美しく開放感のある雰囲気と近代的な力強さを両立させた点、栗田祥弘氏が建築家チーム・nextstations(他2人との共同主宰)として設計した中村駅リノベーションは、木材を使用することで乗客のストレスを軽減し、乗客の居心地の良さを向上させた点などがそれぞれ高い評価を受けた。

栗田祥弘氏が建築家チーム・nextstationsとして設計した中村駅

中村駅
同賞は各国国鉄の建築家やデザイナーで構成する団体「ワトフォードグループ」が1985年に制定した。
 今回の駅舎部門には欧米などから計10件が受賞したほか、JR九州の豪華観光列車・ななつ星なども受賞している。
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