2014/10/02

【Gデザイン賞】「マーチエキュート神田万世橋」など大賞候補に 発表は11月4日

日本デザイン振興会(川上元美会長)は1日、2014年度グッドデザイン賞の審査結果を発表した。3601作品の応募があり、独自性、提案性、審美性を重視した対話型の審査を経て、グッドデザイン大賞候補9件を含む1258件の受賞作品が選ばれた。写真は大賞候補の「マーチエキュート神田万世橋」。

 大賞候補には建築部門から「マーチエキュート神田万世橋」(JR東日本ステーションリテイリング、東日本鉄道文化財団、ジェイアール東日本建築設計事務所、みかんぐみ)と「秋田駅西口バスターミナル」(秋田中央交通、秋田公立美術大学、ナグモデザイン事務所、小野寺康都市計画事務所、WAO渡邉篤志建築設計事務所、間建築研究所、花田設計事務所、中田建設)が選ばれた。

秋田駅西口バスターミナル
「マーチエキュート神田万世橋」は、旧万世橋駅の魅力的な改築事例として周辺の空間事例を適切に用いたデザインが高く評価されたほか、「秋田駅西口バスターミナル」は秋田杉を活用して地元木材の可能性をアピールするとともに、見て楽しいだけではない「使ってみたくなる」バス停を実現した点が高い評価を受けた。
 総評した深澤直人審査委員長は「商品、建築、コンテンツ、サービスなどを向上させるデザインの役割が明らかになった。目に見える形だけではなく、最先端の技術を利用しながら、日常生活の場に心地よさを生み出す事例のエントリーが多かった」と振り返った。
 大賞作品は、31日から東京・六本木の東京ミッドタウンで開かれる「グッドデザインエキシビジョン2014」への来場者、審査委員、グッドデザイン受賞者らの投票で決定し、特別賞各賞とともに11月4日に発表する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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