2014/10/05

【あかりコンペ】面白い照明めざした! 最優秀賞は萬代氏の「光る空気のかたまり」

日本建築家協会(JIA)と大光電機(前芝辰二社長)は9月27日、JIA建築家大会2014岡山に合わせて第8回建築家のあかりコンペを開き、最優秀賞に萬代基介氏(萬代基介建築設計事務所)の「光る空気のかたまり」を選考した。

 「光る空気のかたまり」は熱可塑性エラストマーを球体状にふくらませた照明器具で、薄く柔らかに伸び縮みする素材で室内を淡く照らし出す。萬代氏は「日常の設計活動の合間を利用して設計した。照明内部の光源をどう隠すかを検討し、その試行錯誤が認められてうれしい」と喜びを語った。
 審査員を務めた大光電機の前芝社長は「メーカーとしては売れるかどうかを考えてしまうが、LED(発光ダイオード)の登場から面白い照明が減少していると感じる。こうしたコンペを通じて積極的に面白いものを発掘していきたい」と総評した。

 その他の受賞者は次のとおり(敬称略)
 〈優秀賞〉
 ▽ひかりを生ける(大成優子)
 〈特別審査員賞〉
 ▽すきんとぼーん(山梨知彦、角田大輔、酒井康史)
 〈DAIKO賞〉
 ▽重ねる-身体に近づくあかりのかたち(大関美奈子)
 〈佳作〉
 ▽光のドローイング(バンバタカユキ、福島佳浩)
 ▽yolk(大林元)
 ▽egg&Light Stand(小野優)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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