2016/11/20

【土木の日】暮らしを支える技術を学ぶイベント 竹中グループ、飛島建設、東京都土木技術支援・人材育成C

■レンガでアーチ橋を造る! 構造的な強さを造って体験 竹中グループ
 竹中工務店、竹中土木、竹中道路は16日、千葉県印西市の竹中技術研究所に印西市立原山小学校5年生34人を招いて見学会を開いた。11月18日の「土木の日」の関連イベントとして実施したもので、ことしで23回目となる。

 見学会では、同研究所の梅國章副所長があいさつし、「土木とは皆さんの暮らしを支える技術のこと。ここではトンネルや橋を造るためにいろいろな研究をしている。きょうは見学や体験をしてもらうのでしっかり学んでほしい」と呼び掛けながら、土木の日の由来などを説明した。
 このあと、P波とS波を起こす実験装置で両者の違いを確認し緊急地震速報の仕組みを学んだほか、長さ1.3m、幅0.4mのアーチ橋をレンガで造り、実際に自分たちで歩いて構造的な強さを体感=写真。また無響室・残響室での音響実験や風洞実験室では風速10mの風を体験するなど、ふだんの学校生活では見たり感じたりすることの少ないさまざまな体験や実験を元気いっぱいに楽しみながら土木に対する理解を深めていた。

■風速15mの強風体験! 防災や地球環境を学ぶ 飛島建設

飛島建設は8日、「土木の日」(11月18日)にちなみ、千葉県野田市の技術研究所に同市立木間ヶ瀬小学校、同市立関宿中央小学校の各5年生2クラスの児童計103人を招いて体験見学会を開いた。体験見学会は今回で21回目となる。

コンクリートが固まる様子に興味津々

 児童たちは、無響室と残響室で風船が割れる音の違いを確認したほか、風洞実験棟では風速15mの強風を体験した。コンクリートが固まる様子の観察や鉄を引きちぎる体験なども実施。防災や地球環境にかかわる「建設のしごと」の役目や重要性について理解を深めた。

■施設を一般公開! 研修の映像や資料を展示 東京都土木技術支援・人材育成センター


 東京都土木技術支援・人材育成センターは16日、江東区新砂のセンター施設を一般公開した。午前は近隣の小学生約90人、午後は一般参加者を対象にレンガで橋をつくるアーチ橋の原理実験など土木体験イベントを実施した。
 同センターでは東京都への技術支援や職員を対象とした溶接や鉄筋配筋、コンクリート打設、遮熱性舗装などの研修を行っている。
 イベントのほか、鉄筋の引張試験、コンクリート圧縮試験、アスファルト材料の試験や中川放水路の工事記録映像の放映、河川環境の測定器や東京の地質図、地質断面図、液状化予想図などを展示した。
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