2013/09/12

【情報化施工】トプコンが福島に大型研修施設オープン

トプコンは9日、情報化施工の普及促進による東北地方の復興土木事業加速化に向け、実践的な研修を通じたノウハウ習得やスキル向上を支援する、「白河トレーニングセンタ」を福島県西郷村に開設した=写真。同社によると、国内の測量機器メーカーが約5200㎡のデモンストレーションエリアを備え、重機操作から最新システムの研修に対応できる大型施設を開設するのは初めて。


施設では、情報化施工に対応する人材育成をレベルに応じて研修できるほか、トータルステーションやGNSS受信機など最新測量システムのスキル習得、3次元レーザースキャナのデモンストレーションや実習など、広範囲な製品講習に活用できる。
 また、土壌の除染作業では表土を均一に掘削するという高度なスキルが必要となり、マシンコントロールシステムの採用が期待されていることから、スキル習得に向けたトレーニングの準備もできている。
 同時に複数のマシンコントロール・マシンガイダンスシステムがオペレーションできる広大なデモンストレーションエリアと、約20人収容の研修室を備え、各種トレーニング・セミナー・体験会に対応する。各種企業・団体も有料で利用することもできる。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【現場最前線】貴重な土木遺産を守れ! 東鉄工業のJR内房線 山生橋梁塩害対策 東鉄工業は、JR内房線江見・太海間に位置する山生(やもめ)橋梁で、電気防食工法による塩害対策工事を進めている。橋梁は、長さ171mの単線鉄道橋として日本初の鉄筋コンクリートT型梁形式を採用し、1924年に竣工。従来のアーチ型から桁式構造へと転換する記念碑的構造物として、2012年度に土木学会の土木遺産に認定されている。写真は山生橋と監理技術者の長瀬氏(東鉄工業)。  山と海に挟まれた狭あいな足場での作業、列車を通過させながらの昼間作業、深… Read More
  • 【北陸地整フォトコン】渡辺さんがグランプリ 信濃川・大河津分水の魅力を表現 北陸地方整備局信濃川河川事務所は、信濃川・大河津分水写真コンテストの入賞者を発表した。最優秀賞には、信濃川下流部門が渡辺隆氏の「ほ~ら こんなに高いよ」=写真)、信濃川中流・魚野川部門が大渕晃氏の「朝もやの信濃川」、大河津分水部門が明道進二氏の「部活好タイム出るかな!」を選定。  このうち、渡辺氏がグランプリに輝いた。 同コンテストは写真を通して、越後平野に恵みをもたらす信濃川の魅力を紹介し、流域に暮らす人々にその役割を感じてもらうのが狙い… Read More
  • 【復興特別版】騎馬に導かれ“希望のみち”開通! 常磐道浪江~南相馬ICと相馬~山元IC 東日本高速道路東北支社が建設を進めている常磐自動車道の浪江IC(インターチェンジ)~南相馬IC間(18.4㎞)と相馬IC~山元IC間(23.3㎞)が、6日に開通した。残る常磐富岡IC~浪江IC間(約14.3㎞)は、2015年3月1日の供用開始を目指しており、太平洋沿いに首都圏と仙台を結ぶ常磐道352㌔がいよいよ全線開通を迎えることになる。3区間はいずれも11年3月の震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い工事の一時中断を余儀なくされた… Read More
  • 【戦略港湾整備】大深度サンドドレーン船が活躍中! 近畿地整が大阪港現場を公開 近畿地方整備局は8日、国際コンテナ戦略港湾「阪神港」の実現に向けた基盤整備に取り組んでいる大阪港の工事現場を、報道機関向けに公開した。 大阪港では、神戸港とともにコストやサービス面で国際競争力の高い港湾を実現するため、コンテナ船の大型化に対応した港湾機能の改良、強化が進められている。大阪港の港湾整備を担当する大阪港湾・空港整備事務所の中本隆所長らの案内で乗船、海上から見学した。  大阪港沖合にある新島地区「2-1区」。大阪港の主航路(マイナ… Read More
  • 【国内最大】1250tクレーンで、上越新幹線交差部を施工 NEXCO東の圏央道 東日本高速道路会社(NEXCO東日本)は11月29日午後11時から、埼玉県桶川市の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)とJR上越新幹線交差部で、内回り線の橋梁上部工事を公開した。国内最大規模のクローラークレーンで地組みした大スパン箱桁を地上約30mの高さまで巻き上げ、約150mを旋回した後、線路をまたいで整備した橋脚に据え付けた=写真。  今回の橋梁架設工事は、工期短縮、新幹線営業時間への配慮、近隣住民への影響を低減させるため、大ブロック一括架… Read More

0 コメント :

コメントを投稿