2013/09/13

【展示会】明治から昭和までの希少設計図26点 土木学会のコレクション公開

土木学会は、「土木コレクション2013 HANDS+EYES」展を、東京都千代田区の東京駅行幸地下ギャラリー(二重橋前駅側)で30日まで開催している=写真。明治期から昭和初期までの土木エンジニアが描いた設計図をコレクションし、26点のパネルを展示。関東地方を中心に、今なお残る著名な土木構造物を実現した美しくも繊細な図面が、道行く人の注目を集めている。

 設計図を展示する「HANDS 土木エンジニア ドローイング展」では、碓氷第三橋梁、犬吠埼灯台、帝都復興事業、地下鉄銀座線、勝鬨(どき)橋、聖橋、山下公園、箱根地区国道1号施設群(旭橋、千歳橋、函嶺洞門)など関東の土木施設のほか、琵琶湖疎水など関東以外の著名な土木施設の図面も展示している。
 また「EYES 土木エンジニア ヌーヴォー展」では、これからの土木のあり方を予見させるプロジェクトを紹介する趣旨で、東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事について展示している。
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