2013/10/11

【土木】トルコ・ボスポラス横断トンネルが29日開通!!

トルコ・イスタンブール市で建設中のボスポラス海峡横断鉄道トンネルの開通式典が、同国建国90周年記念日の29日に開かれる。施工は大成建設JVが担当。厳しい条件下で世界最深となる60mの海底に沈埋トンネルを敷設するなど日本企業の高い技術力が、「トルコ国民150年の夢」を実現する。
 海峡下に構築する海底トンネルを含む約13.6㎞区間の工事は、2004年8月に着手した。大成建設とトルコのガマ社、ヌロール社で構成するJVは4つの駅舎建築なども手掛けている。

 世界有数の海流速など厳しい条件下での施工に当たっては、トンネル技術の粋を集め、海底トンネルでは沈埋工法による世界最深部での沈設を成功させ、陸地トンネルではシールド工法、NATMなどを併用しながら工事を進めた。
 アジア、ヨーロッパ大陸に分断された都市を1つにするトンネル構想は、オスマントルコ時代の1860年に設計図が描かれ、「トルコ国民150年の夢」とも呼ばれ、国民の関心も非常に高い。トンネルの開通により、フェリーで約30分かかっていた海峡間の移動は4分に短縮される。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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