冨田陽子さん(新潟県土木部都市局長) |
具体的には、各地域振興局地域整備部と連携しながら、「まちづくりの現場となる市町村や住民とのコミュニケーションを大切にし、柔軟な対応を図っていく」考えだ。職員には、「情報が物ごとの判断基準として重要になるので、お互いに議論を重ねて認識を深めてほしい」と求め、風通しのよい職場づくりに努めるという。
筑波大(第二学群農林学類)入学時はバイオテクノロジーのエンジニアを目指していたが、「砂防の講義でその役割に感銘を受けた」のがいまの道を選んだきっかけ。
1988年3月同大卒後、同年4月建設省(現国土交通省)入省。中部整備局富士砂防事務所長、国土技術政策総合研究所砂防研究室主任研究官などを歴任し、砂防のスペシャリストとして職務を全うしてきた。近畿地方建設局六甲砂防工事事務所時代には、兵庫県南部地震の山崩れの復旧・復興に尽力し、地域防災の重要性を痛感。「そういった観点から見れば、砂防とまちづくりは共通している」と話す。
(とみた・ようこ)新潟県の印象については、「女性が元気で明るい。特に若い人はオシャレ」と笑みをこぼす。趣味は読書と裁縫。鹿児島県出身。1966年3月19日生まれ、48歳。
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