2014/05/21

【日本建築仕上学会賞】三澤氏、稲山氏設計の「北沢建築工場」が建築部門で受賞

建築部門で受賞した「北沢建築工場」
日本建築仕上学会は、2014年の学会賞・奨励賞を発表した。作品賞の建築部門は三澤文氏(エムズ建築設計事務所)と稲山正弘氏(東大大学院、ホルツストラ)が設計した地域工務店の加工工場兼事務所「北沢建築工場」=写真、住宅部門は安藤邦廣氏(筑波大、里山建築研究所)が設計した東日本大震災による避難住民の仮設住宅「板倉構法の木造仮設」に決まった。

 「北沢建築工場」は流通材でスパン18mの大空間を実現し、地域に根ざした木造建築の可能性を広げている点が高く評価された。「板倉構法の木造仮設」は伝統的な工法により国内木材を内外壁へ利用し、応急仮設にとどまらない立地環境や利用者に馴染む住宅設計として高く評価された。
 作品賞は推薦19作品の中から審査された。表彰式は20日、東京都港区の建築会館で開いた総会後に行われた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【池波正太郎】羽生PAが『鬼平犯科帳』の世界に!! NEXCO東の「鬼平江戸処」 東日本高速道路は10日、東北自動車道・羽生パーキングエリア(PA、上り線)を、『鬼平犯科帳』の世界観を中心に江戸をテーマにした新しい施設にリニューアルすると発表した。愛称は『鬼平江戸処(おにへい えどどころ)』。同社が進めるテーマ型PAの一環で、作家・池波正太郎の代表作、鬼平犯科帳とのコラボレーションが「最大のポイント」(廣瀬博社長)となる。小説に登場する「弥勒寺山門」「笹や」「植半」など、鬼平がかっ歩した下町の本所・深川などを再現する。12… Read More
  • 【韓国】建設大手が軒並み海外工事で多額赤字を計上 トップ引責辞任も 海外工事は大きなリスクが生じることも(写真は中東のドバイ) 韓国の大手建設会社が、海外工事での低価格受注によって多額の赤字を計上している。17日、朝鮮日報が伝えた。記事によると、複数の企業が第1四半期や第2四半期の決算で数十億から数百億円規模の営業損失を計上し、トップの引責辞任が相次いでいるという。  赤字の理由は海外での実績作りのためのダンピング受注で、工事損失に加えて工事遅延補償金の支払いが深刻化しつつあると分析。来年に完成を迎える海… Read More
  • 【JPタワー】「KITTE」に開業5ヵ月で1千万人 日本郵便と東日本旅客鉄道(JR東日本)、三菱地所が東京・丸の内に建設したJPタワーの商業施設「KITTE」の総来館者数が、3月21日の開業以来約5カ月という短期間で、1000万人を突破した。日本郵便は開業当初に見込んでいた年間来場者数約1300万人を2000万人に上方修正するなど、JR東京駅至近で同駅丸の内駅舎の景観を満喫できる立地の良さなどが要因となり、予想以上に客足が伸びている。23日には大台突破を記念し、現地1階でオリジナルノベルティが… Read More
  • 【首都高】トンネル内にミスト噴霧! 中央環状山手トンネル トンネル内をミストでヒートダウン--。首都高速道路は、高速中央環状線山手トンネルの温度上昇抑制対策として、10日からミスト噴霧を実施している=写真。既存の内回り・富ヶ谷出口~大橋ジャンクション(JCT)間(約200m)に加えて、ことしは新たに外回りの西池袋出口~トンネル出口間(約500m)にもミスト噴霧設備を設置し、12日から噴霧している。実施時期は9月末までを予定。 ミスト噴霧設備は、微細な水の粒(霧)を発生させて、空気中で水が液体から気体… Read More
  • 【古式】竹中工務店が「工匠の儀」 草津の小汐井神社御本殿 滋賀県草津市で進められている小汐井神社御本殿等造営工事の上棟祭が6月30日、現地で行われた=写真は社殿完成予想。氏子や工事関係者ら約100人が参列して上棟を祝うとともに、工事の無事を祈った。設計施工は竹中工務店が担当している。古式に則った上棟祭となり、一般的な上棟式における「上棟の儀」を「工匠の儀」として工匠側の竹中工務店が司り、綱引(つなひき)の行ない、奉幣(ほうへい)の行ない、弓矢(ゆみや)の行ない、槌打(つちうち)の行ないなどを進めてい… Read More

0 コメント :

コメントを投稿