2014/05/04

【現場の逸品】業務量5分の1に縮減! タブレットで竣工検査 ITS工房

建築内装業界に特化した総合コンサルタントのITS工房(本社・千葉市、中嶌弘慈社長)は、「タブレットPCを利用した施工現場検査システム」を開発した。出来形や残工事、ダメ工事のチェックをリアルタイムに行える出来高帳票作成システム「出来タッチ」を応用、発展させた。竣工・引き渡しまでの検査業務の時間やコストを大幅に低減できる。検査の業務量を5分の1程度まで低減できるという。ゼネコン、ディベロッパー向けに販売する。

 システムは、まず図面を取り込み、トイレや浴室、洋室などの「部屋名称」、天井・壁・床・巾木などの「部位」、クロス貼り、化粧石膏ボードなどの「仕上げ材」、汚れ、浮きハガレ、傷、すきまなどの「検査指摘事項」の順にタブレットで選択・タッチして、汚れや傷などのチェック項目を入れる。また、その指摘個所の施工業者も選べる。
 タブレットの画面にタッチするだけで、検査で指摘された個所の状態が分かり、施工業者の確認、手直しの指示、指摘された個所が手直しされているかを確認できる。さらに指摘個所の状況や手直し後の状態を写真で保存できるのも大きな特徴だ。
 業者別のふるい分けができるので、検査後の処理を早くできる。例えば、床の傷をどこの内装業者に直させるか、どのくらい手直しが進んでいるのか、指摘個所のマークの色を変えることで、手直しが終わっているのか、まだなのかといった、進捗管理ができる。タブレットPCですべての作業とデータ保存ができるので、ペーパーレス化も図れる。
 マンション工事における社内検査、消防などの諸官庁検査、設計事務所の検査、ディベロッパーの検査、エンドユーザーの検査といった竣工・引き渡しまでの検査記録のまとめや業者別の仕分け作業、各業者への手直し連絡、資料配布といったことに要する時間とコストを削減できる。
 ソフト利用料は、現場事務所などに置く親機(PC)、端末(タブレットPC)3台で、利用期間3カ月で試算した場合、約26万円となる。タブレットPCのレンタルも行う。親機のレンタル、検査を代行する検査員の派遣についても検討している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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