アフリカでは10万台の実績がある人力井戸ポンプ「ガラッパ」 |
製品は仏Vergnet Hydro社で開発され、国連や各国政府でも信頼性が認められている。在日仏大使館の企業振興部によると、既にアフリカの砂漠地域で1970年から約10万台の納入実績があるという。
今回、日本向けに改良したガラッパには電動ポンプを併設、通常時は電動で使用し、非常時には人力で揚水できる。
これまでの人力ポンプの限度は、深さ7-10mで、それ以上の深さでは電動となるのが通例だったが、ガラッパは人力でも深さ40mの水位から地下水を汲み上げられる。
原理は地下水中にポンプの本体があり、縦方向に伸び縮みする強化ゴム製の風船のようなもので、吸い込んだ地下水を地上へ押し上げる。いったん地上まで上げた水をさらに数m上のタンクへ送水することもできる。また既存のポンプともアダプターで交換が可能だ。
価格はすべてのパーツ込みで、ハンドポンプが26万円(税別)、フットポンプが25万円(同)。同社は、国内での井戸掘り業者も募集している。
問い合わせは、同社ガラッパ事業部・電話0568-77-1241。
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