阪神高速道路会社が建設を進めている「阪神高速大和川線」整備に伴い、阪神高速湾岸線の三宝入り口に新たな橋桁(鋼桁ブロック)を取り付ける作業が9日深夜から10日早朝にかけて堺市堺区の現地で行われた。大型の鋼桁ブロックを一晩で架設する工事は同社でも稀という。施工は横河ブリッジ・横河住金ブリッジ・瀧上工業JVが担当している。
2016年度末完成を目指し整備中の大和川線と、既設の4号湾岸線を結ぶジャンクション(JCT)工事の一環で、湾岸線の三宝~大浜間の上下線を通行止めにした上で実施した。
阪神高速を始め関係者が見守る中、作業は行われた。橋桁の長さは46m幅8.5mで橋桁重さは129t、架設時重量は177tに及ぶ。施工ヤード内で地組み立てした橋桁は800t吊り級の大型クローラクレーンで吊り上げられ、湾岸線の上空で左回りに旋回。その後は慎重に位置を調整しながら設置を無事完了させた。
橋桁は大和川線から湾岸線関西空港方面行きのJCTの一部となる。14年度末の完成を目指している。
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