2014/05/04

【上越市新水族博物館】2階海中、3階は陸上の世界…篠崎淳氏の提案

海の学校エリアは、イルカ・ペンギン・アザラシとふれあいともに遊ぶエリア
新潟県上越市は、新水族博物館基本設計の公募型プロポーザルで最優秀者となった篠崎淳氏(日本設計)の提案書を公表した。水中と陸上の世界を階層別に表現し、施設全体で「日本海の雄大なドラマを体感する、遊び・感じ・学ぶ環境水族博物館」(基本コンセプト)を実現していく。

 水中の世界(2階)には、佐渡島ホールとして日本海大水槽を設置。自然光を浴びながら、大陸棚の複雑な地形を生きいきと泳ぐ魚を水中トンネルから鑑賞できる。大水槽を生かしたイルカ・トラックプール、ペンギンプールではそれぞれの生態を間近に観察することができる。
 陸上の世界(3階)は、日本海と海の学校の各空間で構成する。日本海エリアは、上越地域の山川から沿岸までの生態環境を連続して体験できる。海の学校エリアはイルカやペンギン、アザラシに触れ合えるとともに、研究センター、キッズコーナーを核とした参加体験型プログラムを提供する。
 1階にはエントランスホールやミュージアムショップ、レストランなどを設ける。
 環境面では、展示水槽とろ過・温度調節設備を近接し、配管類からの熱ロスなどを最小化する。エネルギーのカスケード利用、コージェネレーションシステムの導入なども検討する。このほか、ランニングコストの縮減を図るため、臨海部特有の防錆、腐食対策を講じる。
 規模は延べ約8500㎡。展示水量は約3000tを想定している。履行期間は11月30日まで。
 実施設計は12月から2015年4月までにまとめ、同10月から建設工事に着手する。17年夏のオープンを目指す。施設整備費は67億4205万円(税込み)を見込んでいる。
 基本計画によると、運営手法は現施設の指定管理者を選定した上で、その業務の一環(もしくは別契約)として、新施設の設計、施工に関する助言(検討・指示)を求める、「現施設指定管理方式」を採用する。
 建設地は同市西本町4-19-27ほか。
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