成田国際空港(NAA)は12日から供用開始する第2旅客ターミナルビル南側国内線施設を報道公開した。NAAが計画するLCC専用ターミナルが完成するまでの暫定ターミナルとして、ジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンが2014年まで利用する予定だ。
規模はS造2階建て延べ4035㎡。1階に到着バスゲート、2階にチェックインエリアや到着手荷物受取所などを設けた。照明コストを抑えるため天窓で自然光を採光するほか、天井を張らず建設コストを削減するなど低コストの建設を心掛けたという。設計は日建設計・梓設計JV、施工は清水建設が担当。
NAAは国内線能力の増強を進めている。同ビル北側でもLCC向け国内線施設を建設しており、10月にも完成する見込み。北側施設の規模は、軽量S造2階建て延べ約3200㎡。設計施工は清水建設が担当している。
また、LCC就航に伴う便数の増加を見込み、空港北側の第5貨物ビルの一部を解体、約2600㎡の敷地に延べ約5-6万㎡規模の国内線・国際線を備えたLCC専用ターミナルの建設を計画している。現在実施設計委託の選定手続きを進めており、10月中旬にも落札者を決める予定だ。
建設通信新聞 2012年9月12日4面
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