臨港道路富山新港東西線(新湊大橋)の開通式が23日、富山県射水市海王町の海王丸パークで開かれた。北陸地方整備局と富山県との共催によるもので、参加者は日本海側最大級の斜張橋の完成を祝うとともに、伏木富山港における物流・人流の活性化、交通アクセスの向上などに期待を寄せた。
式典では、橋場克司北陸整備局長と石井隆一知事が式辞を述べた後、室井邦彦国土交通大臣政務官があいさつした。来賓として国会議員や県議会、射水市の代表者らが祝辞を寄せた。
このほか、事業報告、テープカット、くす玉開披を行い=写真、一般開放した。
同東西線は長さ約3・6㌔の2車線道路で、うち新湊大橋は長さ600m。車道と全天候型自転車歩行車道の5径間連続複合(2層構造)斜張橋となる。主径間の長さは360m、橋桁の高さは約47mを確保し、大型船もスムーズに航行することができる。また、制震装置による高い耐震性を備えている。2002年度から工事を進めていた。事業費は485億円。
今回の開通により新湊地区港口部の東西埋立地がつながり、新湊地区臨港道路北線から国道415号の所要時間は約12分から約6分に短縮される。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年9月25日8面
『タコマ橋の航跡―吊橋と風との闘い』 AmazonLink
0 コメント :
コメントを投稿