2012/09/07

東芝エレベータがBIMパーツ提供開始! 設計、データ交換も支援

東芝エレベータの提供するデータ
東芝エレベータは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の支援を強化する。業界で初めて、BIM向け昇降機パーツのダウンロードサービスを始めた。無料の会員サイトに登録すると、主に機械室レスタイプエレベーター6-15人乗りの標準タイプのエレベーターと、標準タイプのエスカレーターのBIMデータがダウンロードできる。「エレベーター、エスカレーターの収まりや機械室の位置など、BIMで計画・設計する建築物に活用できる」(同社)。標準タイプのエレベーター、エスカレーターを使う、特に中低層のビルやマンションなどに需要があるとみている。
 支援サイトは、エレベーターやエスカレーターのBIMパーツのダウンロードや設計支援サービス、BIMのデータを交換する“共有スペース"などさまざまなサービスが利用できる。「軽くて使いやすいBIMデータがほしい」というユーザーの声に応えることにした。
 標準形エレベーター「SPACEL(スペーセル)-GR」の住宅用(R形)、乗用(P形)、寝台用(B形)、標準タイプのエスカレーター「カインドムーバー」シリーズのBIMデータを提供する。
 建物の基本計画検討時に最適な標準的仕様の昇降機パーツのライブラリーは、簡単な操作性とデータ容量を抑えた企画・基本設計向けパーツで、汎用パーツにはないメーカーノウハウがつまっている。
 BIMの設計支援は、同社の技術者がBIMでより精度の高い計画をし、計画精度のフロントローディングを支援する。東芝エレベータが建物に最適な昇降機設備モデルを作成、ユーザーはBIMモデルにはめ込む簡単な作業で設計精度が高まる。
建設通信新聞 2012年9月7日3面

『エレベスト―日本初のエレベーター鑑賞ガイド』 AmazonLink

0 コメント :

コメントを投稿