TOTOが、50代半ばから64歳までのアクティブシニア層をターゲットに「備える」住まいの営業提案を加速させる。新築に頼らないビジネスモデルとして、マンションや戸建て住宅の水回りリモデル戦略を強化する中で、顧客に対して高齢期を見据えた事前の(備える)プランを鮮明に打ち出し、他社との差別化を図る。全国のリフォーム会社が活用するバリアフリーブックに反映し、まずは現場提案レベルから「備える」意識を植え付けようと動き出した。
新築需要の落ち込みを踏まえたビジネスモデルとして、同社は1993年に打ち出したリモデル戦略に沿って、着実に体制を整えてきた。現在は全国に5400のリモデルクラブ店(リフォーム会社)と、104のショールームを配置している。
これまでは環境配慮に絞ったグリーンリモデルが戦略の柱だったが、4月からはアクティブシニアを含めた高齢者リモデルを重点ターゲットに追加した。国土交通省では自宅で住み続けられるように、在宅サービスに対応した住まいづくりを提唱しており、「この考え方に呼応する」(山田幸司マーケティング部部長)狙いもある。
備える住まいとは、アクティブシニアの段階から65歳以降の高齢期を見据えてもらう同社独自の営業提案。8月に発売したシステムバスルームの『サザナ』シリーズでは、湯船に入りやすいようにベンチを設けたFタイプが将来への備えを実現する商材の一つ。このようにトイレ、洗面所、キッチンでも合致した商材を抜粋し、設計者やリフォーム会社などに配布するバリアフリーブックに具体的なプランとして盛り込んだ。
これまで同社では70代を「支える」、80代を「ケアする」と位置付けており、今回新たに60代の「備える」をリモデル戦略に追加した。アクティブシニア層に呼び掛けることで、より早い段階からリモデルを意識させる狙いからだ。住まい方ではユニバーサルデザイン(UD)の志向が広がっているものの、具体的な空間提案として水回りのあり方が示されていなかった。
「備える」の考え方を盛り込んだバリアフリーブックは、およそ24年ぶりの大幅刷新となる。また、26日から28日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる第39回国際福祉機器展に、備える住まいの考え方や、関連商材を出展する予定だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年9月25日3面
TOTOさんへ
返信削除今住んでるマンションのトイレはTOTOかどうか分りません が、一つアイデアを。一つ「二つでもいい」蛇口で設定温度にな るまで御湯が出ない仕組み。水のスイッチはある。そのスイッチ を、ONにすれば水のみ出る。湯は出初めから御湯。それも出来 るだけ早くできればBEST!温かくなるまでの水がもったいな いと思いませんか? そんな仕組み無理でしょうか?
TOTOさん? 少しばかりのアイデア料を拝借願いたいです。