2012/09/28

免震装置など体験/小学生が奥村組名古屋支店を訪問


 奥村組名古屋支店 (伊藤和芳支店長)に25日、 名古屋市立牧野小学校2年生の児童6人が、 学校近隣の店舗や事業場を対象に、 「はたらく人の様子」 を学ぶ生活科学習の一環として訪れ、 支店ビルに設置された地震・免震体験装置に乗るなど、 建設会社の事務所を見学した。




 この日、児童は支店ビル地下の免震装置(積層ゴム支承やオイルダンパー)、屋上の緑化庭園、建築技術者の設計作業などを見て回り、実際の仕事の内容や役割について説明を聞いた。1階の玄関ホールに設置された地震・免震体験装置では、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)と同規模の揺れをシートに座って体験し、免震装置が働いた時の揺れとの違いに驚いていた。
 同社の地震・免震体験装置は奥村記念館 (奈良市)、 東京本社および名古屋支店の全国3カ所に設置されており、 同社の特許技術が多く採用されている。 国内で過去に起きた大地震3波の揺れを模擬的に再現させることができ、 その衝撃と、免震効果によって大幅に低減された揺れとの違いを体感できる。
 同支店では今後とも「こうした機会を生かして、幅広く免震技術をPRしていきたい」(小妻健一名古屋支店営業部部長)としている。

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