2012/09/21

BIMコンペに前田、大林、セコムが参戦! 26日開幕のBuild Live Chiba 2012

今回の課題敷地IFCデータ
26日から行われるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の腕を競い合う設計競技イベント『Build Live Chiba 2012』の参加が締め切られ、実務クラスでは前田建設の「スカンクワークス」、大林組の「JUMBLE MASS」、セコムの「Space Innovation Lab.」の3チームがエントリーしたことが分かった。
 今回で5回目を迎える同イベントはIAI日本が主催、日本で唯一のBIMによる公開競技として建設業界では年々注目が集まっている。実務クラスの参加者はBIMの普及に呼応するように年々増加傾向にあり、前回は8チームが参加したものの、今回は3チームにとどまった。
 今回の課題敷地は、東京アクアラインの木更津側着岸点近くで、容積率200%、建ぺい率80%の近隣商業地域。開催は26日午後6時から、実務クラスは48時間、学生クラスは96時間の“BIM耐久レース"が行われる。結果は、10月25日に開催するイベント『ArchiFuture2012』の会場で発表される。
 学生クラスは芝浦工大、東京都市大、大阪市立都島工業高校、国士舘大、金沢工業大、熊本大、東北工大の7チームと、慶大大学院の2チームの計9チームが参加。前回の最優秀賞は学生と実務クラスを合わせた全16チームから、芝浦工大大学院チーム「TMT」が選ばれた。
建設通信新聞 2012年9月21日3面

『RevitArchitecture実践マニュアル基本編』 AmazonLink

Related Posts:

  • 【新国立競技場】施工可能なカタチに ザハ事務所チェッカート氏 新国立競技場の国際デザインコンペで最優秀を獲得し、設計のデザイン監修業務を担当するザハ・ハディド・アーキテクツ(英国)が、東京都内で開催したダッソー・システムズのユーザーイベントで特別講演し、プロジェクト関係者との情報共有やデザインプロセスの重要性について語った。新国立競技場の斬新なデザインを下支えするのは、3次元モデルの要素に数値変数(パラメータ)を定義し、その変化によって多くの形状を生み出す「実現可能」なパラメトリック・モデリング手法で… Read More
  • 【BIM】設計行為に変革を 三菱地所設計デジタルデザイン室の目指すもの 三菱地所設計は4月から「デジタルデザイン室」をデザイングループ内に創設した。建築生産・設計の質的な変化が求められ、建築分野におけるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を始めとしたICT(情報通信技術)のさらなる進展が期待される状況の中で、選ばれる設計事務所として生き残るために「デジタルデザイン室」はどこに向かうとしているのか。伊藤誠之室長に聞いた。  「大手設計事務所ではBIMなどを積極的に使おうとする動きがあり、施工者に… Read More
  • 【BIM】グラフィソフトのクラウドサービスは日本から始まる (左から)アコシュ・フェメター氏、ビクター・バルコニ氏、ベンツェ・コバーチ氏 グラフィソフトは、あらゆる規模のチームがリアルタイムに共同作業できるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のコラボレーションプラットフォーム『BIMcloud』を、日本を皮切りに世界各国で販売に乗り出す。「数多くのBIMプロジェクトを抱える大手企業に向けて、コラボレーション環境を提供できるインパクトは大きい」と、同社CEOのビクター・バルコニ氏は… Read More
  • 【BIM】BIMを使うしかない!! スピード施工の東電・福島給食センター【記者コメ付き】 福島給食センターのBIMモデル 「スピードアップには、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用しか手だてはなかった」。東京電力の原子力安全・統括部Jヴィレッジ復旧推進グループマネージャーで、29日に着工する福島給食センター建設事業のPMr(プロジェクトマネジャー)を務める児玉達朗氏は候補地選定から設計、開発許可に至るまでの道のりを振り返り、そう確信している。【執筆者から:取材の過程で、関係者からは福島第一原子力発電所の… Read More
  • 【BIM】活用の極意は「何でもできるが、すべてはしない」 シェルパ・高松代表 高松稔一代表(株式会社シェルパ) 「何でもできるが、すべてはしない」。シェルパの高松稔一代表は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用の極意をそう語る。長年にわたり多くのプロジェクトをBIMを使って支援してきた高松氏だからこそたどりついた考え方だ。その経験から、BIMを活用して挫折しかけた場合、大きく分けて2つの要因があると分析する。  1つは「得たい成果を明確にせずに取り組んでいること」。例えば、BIMモデルを使… Read More

0 コメント :

コメントを投稿