2012/10/01

複数のIFCファイルを統合できるBIMツール aunの"Innovation Hub"

意匠、設備など複数のBIMモデルを統合できる
エイ・ユーエヌ(本社・東京都新宿区)は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が普及する中、プロジェクト関係者間で共有する複数の標準フォーマット「IFC」を統合するコミュニケーションツールの発売に乗り出す。『aun Innovation Hub』と題したツールは、複数のIFCファイルを統合し、1つのファイルとして書き出す。簡易な操作で見たい部分をビューイングできる仕掛けや、気になる部分を朱書きとして関係者に知らせる機能もあり、プロジェクト関係者間の設計レビューや現場での打ち合わせに効果を発揮する。1日から販売する。
 BIMを導入した建築プロジェクトでは、異なる複数のCADを使うケースが多く、たとえIFCでやり取りしてもデータ連携に不具合が生じるケースがある。IFCはデータ連携の共有フォーマットして普及し始めているだけに、設計者や施工者からはIFC連携を実現するツールの存在が求められていた。
 価格は税込み31万5000円。年間保守は3万7800円。また、同社は3次元CADで作成したBIMモデルを、手持ちのパソコンで手軽に閲覧できるウォークスルーツール『aun Walker』も販売しており、設計者や施工者、さらには専門工事業まで幅広い分野で活用され始めている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月1日3面



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