仙台のスポーツ中核施設 「ゼビオアリーナ仙台」が竣工!

ゼビオが、仙台市南部の副都心・あすと長町に整備を進めてきた複合スポーツ施設「あすと長町スポーツタウン」の中核施設となる『ゼビオアリーナ仙台』が完成し=写真、4日に竣工式が開かれた。設計は佐藤工業・アーキボックス設計共同企業体、施工は佐藤工業・仙建工業JVが担当した。
　規模はRC一部S造地下1階地上3階建て延べ1万1707㎡。アリーナは総座席数4000席。座席数と床面積の調節を可能とすることでプロスポーツやコンサート、展示イベントなど、多様な興行に対応する新たなエンターテインメントの発信拠点となる。
　式典には、ゼビオの諸橋友良社長、奥山恵美子仙台市長、佐藤工業の山田秀之社長ら関係者約30人が出席。神事の後、あいさつに立った諸橋社長は「震災で大きな被害を受けた地域の人々の復興のシンボルとなるよう、ぜひ活用してほしい」と語り、奥山市長も「復興に向かうこの時期に広域集客施設ができることで仙台市民も勇気付けられ、元気が出る」と期待を寄せた。
　山田社長は「震災の影響で着工が遅れ、資材や作業員不足で工程管理に大変苦労したが、関係者の理解と協力で無事完成させることができた。今後この施設がにぎわいをもたらす拠点として震災復興のシンボルとなり、末長く地域の皆さんに親しまれることを祈念している」と話した。
建設通信新聞（見本紙をお送りします!）　2012年10月5日 6面