コンテストの様子 |
コンテストには、東京都市大のほか、横浜国立大大学院都市イノベーション学府から4チーム、東大社会基盤学専攻土質地盤研究室から2チーム、関東学院大工学部社会環境システム学科、中央大大学院理工学研究科土木工学専攻、日大理工学部社会交通工学科地盤工学研究室から各1チームと、関東支部員4人で構成する社会人チームの計11チームが参加した。
ソイルブリッジの材料は、関東ローム、粘土、硅砂、東日本大震災の液状化で出た噴砂の4種類を最大で乾燥重量4㌔まで、3種類の補強材(ジオグリッド)のうち1種類、さらに締め固めの水を使用できることとした。幅50mm×長さ400mmで高さは最高100mmまでの範囲で自由に設定できるソイルブリッジを、締め固め棒と木づちで作成した。
審査員は、耐荷重、「ソイルブリッ値」(耐荷重/ソイルブリッジの高さ)、プレゼンテーションの各部門や、3部門の総合点を評価し、順位を決めた。
4種類の土は、それぞれ重さ1・5-2㌔程度しか与えられなかったことから、各チームで配合を検討。補強材を挟む高さや挟み方にも工夫がみられた。耐荷重の計測方法に対応するため、ブリッジの上部と下部で土の配合を変えるチームもあった。
作成後、各チームはプレゼンテーションした上で、2点で支持したソイルブリッジを審査員が中央から点載荷装して耐荷重を計測した。その結果、耐荷重、ソイルブリッ値で最高点を獲得した東京都市大が総合優勝に輝いた。同じく両部門2位だった横浜国立大Dチームが総合2位、両部門3位だった中央大が総合3位となった。プレゼンテーションは、東大Bチームと横浜国立大Dチームが1位、横浜国立大Aチームが3位だった。
2013年度はコンテスト10周年を迎えることから規模を大きくして実施する予定だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月10日5面
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