東京・大手町の連鎖型都市再生プロジェクト第2弾として都市再生機構と三菱地所が開発を進めていた大手町一丁目第2地区再開発事業『大手町フィナンシャルシティ』の竣工式が、29日に開かれた。
施設は、SRC・RC(地下)S一部CFT(地上)造地下4階地上31階建て塔屋2層のノースタワーと、S一部SRC・RC造地下4階地上35階建て塔屋3層のサウスタワーの2棟総延べ約24万2500㎡規模。国際金融拠点の強化を目指し、日本政策金融公庫、日本政策投資銀行が本社を移転、金融人材育成や外国語対応医療などの業務支援機能と業務機能を集積する。有楽町・丸の内地区から延伸する「仲通り」、地下鉄や周辺ビルと接続する地下通路に面して店舗を配置した。最大級の環境性能と地域の救護拠点となる防災機能を備える。
ノースタワーは、NTT都市開発、三菱地所、東京建物、サンケイビルが特定建築者として建設し、NTTファシリティーズと三菱地所設計が設計・監理、清水建設が施工を担当。サウスタワーは三菱地所が建設、日建設計と三菱地所設計が設計・監理、戸田建設、ユアテック、高砂熱学工業、斎久工業が施工した。
建設地は、東京都千代田区大手町1-9。連鎖型都市再生の第1次事業で移転した旧JAビル、旧経団連会館、旧日経ビルの跡地約1・4ha。
神事には、地権者や都市機構の上西郁夫理事長、三菱地所の木村惠司会長を始め、特定建築者としてNTT都市開発の三ツ村正規社長、東京建物の畑中誠会長、サンケイビルの日●(立に廾)秀行会長、設計を担当したNTTファシリティーズの筒井清志社長、日建設計の岡本慶一社長、三菱地所設計の小田川和男社長、施工を担当した清水建設の宮本洋一社長、戸田建設の井上舜三社長らが出席。玉串を奉てんし、竣工を祝った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月30日4面
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