積算競技の様子 |
競技会は毎年開いており、今回の参加者の平均年齢は30・6歳。今回は案件が増えている病院の電気設備に関する課題を中心に、時代のニーズを考慮し、BCPについての提案力なども問う内容となっている。
開催に当たって前田幸一代表取締役副社長は「この競技会は社員の日ごろの成果を問い、一層の技術力向上を図ろうとするものだが、課題を各部署に持ち帰ることなどで、全体の技能レベルアップにもつながる」と述べた。
各部門の参加人数と概要は次のとおり。
▽電気設備設計部門(28人)=高圧受変電設備の短絡電流計算、保護協調の検討手法、2種類の幹線計算方法、病院電気設備の設計能力と災害対応(BCP)。
▽電気設備積算部門(32人)=積算システムを使用した正確な積算能力と顧客への提案能力(病院での電気設備拾い出し能力、太陽光発電設備の構成機材の理解度と拾い出し能力など)。
▽計装部門(15人)=化学プラントや医薬品プラントについて、計装工事の設計・積算能力とVE・CD提案能力、計装工事の基礎的知識と原理の確認。
▽空調管部門(10人)=空調設備の設計と、設計図からトラブルとなる事項の指摘と改善案の記述。改修工事の概算算出能力も問う。
▽情報通信部門(13人)=商業施設LAN設備の設計技能、病院LAN設備の積算技能を問う。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月15日 3面
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