2012/10/15

きんでんが社内で設計積算競技を開催!

積算競技の様子
きんでんは11日、大阪市の同社本店内で第48回設計積算競技会を開いた=写真。全国の各支店・支社から40歳未満の中堅社員98人が参加し、電気設備設計、電気設備積算、計装、空調管、情報通信の5部門に分かれて課題に挑んだ。各部門とも金賞、銀賞、銅賞、努力賞が設けられ、審査結果は今月末に発表する。
 競技会は毎年開いており、今回の参加者の平均年齢は30・6歳。今回は案件が増えている病院の電気設備に関する課題を中心に、時代のニーズを考慮し、BCPについての提案力なども問う内容となっている。
 開催に当たって前田幸一代表取締役副社長は「この競技会は社員の日ごろの成果を問い、一層の技術力向上を図ろうとするものだが、課題を各部署に持ち帰ることなどで、全体の技能レベルアップにもつながる」と述べた。
 各部門の参加人数と概要は次のとおり。
 ▽電気設備設計部門(28人)=高圧受変電設備の短絡電流計算、保護協調の検討手法、2種類の幹線計算方法、病院電気設備の設計能力と災害対応(BCP)。
 ▽電気設備積算部門(32人)=積算システムを使用した正確な積算能力と顧客への提案能力(病院での電気設備拾い出し能力、太陽光発電設備の構成機材の理解度と拾い出し能力など)。
 ▽計装部門(15人)=化学プラントや医薬品プラントについて、計装工事の設計・積算能力とVE・CD提案能力、計装工事の基礎的知識と原理の確認。
 ▽空調管部門(10人)=空調設備の設計と、設計図からトラブルとなる事項の指摘と改善案の記述。改修工事の概算算出能力も問う。
 ▽情報通信部門(13人)=商業施設LAN設備の設計技能、病院LAN設備の積算技能を問う。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月15日 3面

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