2012/10/20

現場重機の停車位置をスマホが指示! ゼンリンの「住宅地図建設パック」

スマートフォンで停車位置を指示
ゼンリンがスマートフォン版「住宅地図」のネット配信サービスをスタートし、その初弾として建設業向けサービス「建設パック」の運用を始めた。現場事務所から協力会社への情報共有システムとして使い勝手がありそうだ。
 住宅地図は地図情報としてビル名称の検索や、建物テナント情報を階数ごとに表示する機能が特徴。これを使って建設現場の資材置き場や、ダンプなど重機車両の停車位置などを地図上にアイコンで表示させ、取引先や関係者間で共有できる。
 目的の場所を最大5カ所まで地図上にアイコン指定し、関係者にメールする仕組みで、やり取りする先が会員であれば住宅地図上で確認でき、受け手が非会員であっても家枠が入った道路地図上で確認できる。メール配信によって複数の関係者と情報共有できる点が魅力だ。
 月額利用料は税込み2,100円。現在はドコモ製品に対応、11月からはauやソフトバンクの携帯でも使えるようになる。また、同社は荷物の配送効率化を実現できる「配送パック」も同時にリリースしている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月17日 10面

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