発表会にのぞむ隈氏ら |
鍋倉社長は、「今後、不動産事業は大きな柱となる。グループ初の大規模開発案件として進めてきたJPタワーが人と人をつなぐ施設になることを期待している」と述べた。
JPタワーは、日本郵便と東日本旅客鉄道(JR東日本)、三菱地所が共同で建設。規模はSRC・S造地下4階地上38階建て塔屋3層延べ約21万2000㎡で、三菱地所設計が設計・監理を担当した。低層部の中央郵便局と1フロア3000㎡となる丸の内エリア最大級のオフィス空間は既に供用している。
商業ゾーンアトリウム |
コンセプトは、日本の「心地よさ」「奥深さ」「愉しさ」などを体感・再認識できる施設を目指し、『Feel JAPAN』に設定している。これを具現化するため、隈研吾氏は、『光の空間』『線の空間』『記憶を紡ぐ空間』をテーマにデザイン。会見では「アトリウム空間に光の柱が浮かび上がるようにしている」とし、木材、瓦、織物、和紙など、日本古来から使われている素材を内装仕上げ材に使うことで、歴史と未来がつながり合う空間を創出したと話した。
内装工事の施工も大成建設が担当している。
JPタワーの所在地は丸の内2-7-2の敷地約1万1600㎡。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月24日 4面
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