2012/10/07

福大学生がUR住宅のゲートをデザイン コンペで2件が完成

「“シュウゴウジュウタク"のフォリー」
都市再生機構九州支社は、福岡市内のUR賃貸住宅2団地の屋外空間リニューアル事業で、福岡大学の学生のアイデアを取り入れたデザインゲートを製作した。5日に完成報告会を開く。機構の業務への理解や、ものづくりの喜びを知ってもらうことを目的に、シーサイドももちサウスステージ、同イーストステージの2団地で機構が進める屋外空間のリニューアルに合わせて、団地ゲートのデザインコンペを福岡大学工学部建築学科を対象に実施した。

「Memories of moving in」
コンペは、現地見学会や勉強会を実施し、「地域社会とのシェア」や「バウンダリー(境界)」などといったテーマを掲げ、学生が表現力を競った。
 コンペの結果、サウスステージは、4年の大田敏郎さんの「“シュウゴウジュウタク"のフォリー」、イーストステージは、修士2年の薬師寺智哉さんによる「Memories of moving in」がそれぞれ選ばれた。
 大田さんは、ファサードにガラスブロックを張った斬新なゲートを提案、薬師寺さんは間伐材や再生木材を利用し、団地の顔としての機能だけでなく、環境問題への関心や住民同士をつなげるきっかけなどを託した。
 提案をもとに、機構がゲートの詳細設計や製作を行った。5日の完成報告会では、コンペ参加者や関係者を招き、詳細設計内容などを説明した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月2日8面

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