2012/10/22

aacaが第1回国際コンペを実施 11月4日まで作品展示

日本建築美術工芸協会(aaca、中島昌信会長)は18日、東京都港区の建築会館で第1回国際コンペティション2012「風景のRe―Design・Re―Make・Re―Structure わくわくする風景を創る」の表彰式を開き、芦原太郎審査員長から各賞の受賞者に表彰状が手渡された=写真。入賞作品は、11月4日まで同会館1階ギャラリーで展示している。
 表彰式では、aacaが東日本大震災芸術文化復興支援した「閖上まちカフェ」「りょうぜん里山学校」「子ども写真プロジェクト」の活動紹介・報告もあわせて行われた。中島会長は、「きょう、支援した活動の報告とコンペの表彰式を行えることは、喜びに堪えない。コンペは、aacaはインターナショナルに発展していくという意思を持って行ったものであり、今後とも協力をお願いしたい」とあいさつした。
 また、芦原委員長は、審査委員4人全員の評価・判断がバラバラになり優劣を付けられなかった結果として最優秀を選定したなかったことを報告しながら、「風景というテーマは、それだけ楽しいアイデア、鋭い視点がたくさんあるいうことでもある。また、風景とはみんなで一緒に創り上げていくもの。今回の提案を一般の方々にも分かってもらい、日本の風景が少しずつでも良くなっていけばいいと思う」と述べた。
 今回は、92件の作品応募があり、優秀作品(審査員奨励賞)に4作品、AACA特別賞に1作品、佳作に10作品、入選に19作品を選んだ。最優秀は該当作品がなかった。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月22日 2面


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