古いトラスを生かして最新機種に |
開発したのは「フィットinトラス」工法で、同社が昨年開発、従来の機種に比べトラス幅が200mm、梁間の寸法が115mm短い業界最小のエスカレーター「スリムフィット」を収める。
国内のエスカレーター設置台数は約7万台で、7000-1万台のリニューアル需要がある。「制御リニューアルとフルリニューアルの間を埋める商品として、20-25年を一つの目安にリニューアルを提案していく」(同社)。
工法は、エスカレーター周辺の建物の天井や壁を始め、外装をそのまま残すため、設置期間が15日短くなる。専用の門型(治具)を上階と下階に1基ずつ設置して組み立てていく。工事個所以外のエスカレーターを稼働しながらリニューアルできるので、商業施設の場合には工事周辺の店舗などを営業しながら工事を進めることができる。
商業施設や駅・ホームなどに有効で、既に引き合いがある。受注から仕様を決め、製作まで約4カ月で出荷する。
専用の門型は東西に1セットずつあり、引き合いに応じて増産するほか、実地研修を重ね、動向に応じて施工チームを増やしていく。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月15日 3面
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