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同日に開かれた表彰式で冨永さんは「木造密集の火災防止にガラスの有効性があると考えた」と自身の提案を紹介、南平氏は「長い歴史のあるガラスブロックの機能美を生かした」と設計意図を語った。
審査委員長を務めた建築家の藤森照信氏は提案部門について「ガラスと自然素材を組み合わせる難しい課題で、最初は目立つ感じではなかったが、冨永さんの提案が最も説得力があった」とし、作品例部門では「南平さんの作品が圧倒的な評価を得た」ことも明かした。
応募作品は提案部門が354点、作品例部門が107点。優秀賞は提案部門が九大大学院の中原拓海さん、西亀和也さん、松川真友子さんの共同提案、作品例部門は辺見美津男設計室(福島県白河市)の辺見美津男代表が選ばれた。主催した有岡社長は「コンペを通じ最終製品市場の現状を学びたい」と述べた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月5日 3面
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