橋脚撤去作業中 |
切断した橋脚をジャッキアップ |
工事では、橋梁を運搬するトランスポーターを有野越橋の下にセットしてから、ワイヤーソーで橋桁を切断。中国道の車線にかかる中央部をトランスポーターで運搬する。この日の作業では、残った端部は防護柵を設けて後日撤去する。橋梁は全長48・9mで、幅員は10m。うち切断・撤去する部分の延長は30・9mで、重量は610t。
トランスポーターで運搬する |
作業は、24日午後9時に中国自動車道を通行止めにした後、仮設防護柵や中央分離帯、有野越橋にある標識の撤去作業が順次行われた。続いて、コンパネとポリエチレン製シートで路面を養生し、トランスポーターを有野越橋の桁下に移動させ、桁とトランスポーターのジャッキをセット。
25日午前1時ごろからワイヤーソー14台を使った桁の切断作業に入り、切断後はトランスポーターで中央部だけをジャッキアップし、そのまま仮置ヤードに移動させていった。途中、ジャッキのセットなどでやや手間取る場面もあったが、朝6時にはすべての作業を終えた。
神戸ジャンクション工事の概要は、長さ625m(本線部)、切盛土工82万8000m3、橋梁下部工21基、橋梁上部工4000㎡。工期は10年3月から16年1月まで。工事場所は神戸市北区有野町二郎~八多町中。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月26日 13面
0 コメント :
コメントを投稿