東京電業協会(井上健会長)は23日、東京都足立区の東京武道館で第45回電気工事士技能競技大会を開いた。会員企業の中から29社46人が日ごろの技術、技能を競ったほか、東京電気技術高等専修学校(東電協スクール)の2チーム4人と東京都高等学校電気工事競技大会で選抜された2校2チーム4人がチャレンジコーナーに参加した。選手の所属企業や電気工事士を目指す学生を始め、多数の関係者が見守る中、熱戦を繰り広げ=写真、審査の結果、関電工の石橋拓真選手が最優秀賞に当たる経済産業省関東東北産業保安監督部長賞に輝いた。
大会は、実行委員会の門間俊道委員長が、「日ごろ研さんした技能、技術を十分に発揮してほしい」とあいさつ、東光電気工事の今野尚輝選手が選手宣誓し、競技に入った。
大会会長の井上東京電業協会会長は、「われわれ電気工事業の基本は、『人』『電気工事士』で、技能力を発揮して施工する。この競技大会も、選手だけでなく会社の皆さんも『技能を磨こう』というきっかけになれば意義深い」「少子化、高齢化の時代、何としてでも良い人材を集めて、技能力を向上しようと取り組んでいる。日ごろの成果を最大限に発揮してほしい」と話している。
石橋選手を除く特別賞受賞者は、次のとおり(敬称略、カッコ内は所属会社)。
▽国土交通省関東地方整備局長賞=福田恭大(関電工)▽東京都知事賞=中島直紀(六興電気)▽東京電業協会会長賞=柴山嵩宏(トーエネック)▽日本電気協会関東支部会長賞=今西将也(雄電社)▽日本電設工業協会会長賞=酒井俊昭(トーエネック)▽東京都電設協会会長賞=坪和彦(旭日電気工業)▽日本電気工事士協会会長賞=寒河江研吾(ユアテック)。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月24日 2面
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