新国立競技場の建設計画をめぐり、建築家の槇文彦氏ら有志は、現国立競技場の解体工事の延期などを求める要望書を文部科学省、東京都、日本スポーツ振興センターに近く提出する。23日、東京都渋谷区の建築家会館JIA館で会見し明らかにした=写真。
「それでも我々は主張し続ける:国立競技場解体直前緊急声明」と題した会見には建築家の大野秀敏氏、古市徹雄氏、元倉眞琴氏、建築史家の陣内秀信氏、作家で神宮外苑と国立競技場を未来へ手渡す会共同代表の森まゆみ氏が出席した。
大野氏は、「現施設を改修しても使えるのではという議論がある中、新国立競技場の基本設計がまとまっていない段階で(現施設を)壊してしまうのは拙速」だと要望の理由を説明した。
また、新国立競技場のサブトラックが、聖徳記念館絵画館前の馬蹄形広場を使う案が示されたことについて、五輪後に広場を現状に復旧することも要望する。
槇氏は馬蹄形広場やイチョウ並木が「外苑の骨幹をなしている」とした上で、「(サブトラックが)仮設なのか復元するのかもはっきりしない中、新国立競技場とその周りを一緒に変えてしまおう、歴史的な遺産はどうでもいいということが基本的な態度であれば、われわれは問題にすべきだ」と強調した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
「それでも我々は主張し続ける:国立競技場解体直前緊急声明」と題した会見には建築家の大野秀敏氏、古市徹雄氏、元倉眞琴氏、建築史家の陣内秀信氏、作家で神宮外苑と国立競技場を未来へ手渡す会共同代表の森まゆみ氏が出席した。
大野氏は、「現施設を改修しても使えるのではという議論がある中、新国立競技場の基本設計がまとまっていない段階で(現施設を)壊してしまうのは拙速」だと要望の理由を説明した。
また、新国立競技場のサブトラックが、聖徳記念館絵画館前の馬蹄形広場を使う案が示されたことについて、五輪後に広場を現状に復旧することも要望する。
槇氏は馬蹄形広場やイチョウ並木が「外苑の骨幹をなしている」とした上で、「(サブトラックが)仮設なのか復元するのかもはっきりしない中、新国立競技場とその周りを一緒に変えてしまおう、歴史的な遺産はどうでもいいということが基本的な態度であれば、われわれは問題にすべきだ」と強調した。
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