2014/04/17

【新しい東北】官民連携の復興組織 参加者が700団体突破

3月中旬に開かれた会員交流会には約170法人・団体から350人を超える参加者でにぎわった
多様な主体が連携して震災からの復興に取り組む、「新しい東北」官民連携推進協議会の会員総数が700団体を突破した。経済団体や民間企業、大学、NPO法人などが集い、復興に向けたビジネスマッチングや人材・資金の支援などを進める場として昨年12月17日に設立。4月16日現在の登録会員数は709団体となっている。
 同協議会では今後とも復興の加速化を進めるとともに、支援を求める地域や事業者と、その課題に対応するノウハウを持つ事業者などをマッチングしていく。また地域で新事業を実施する人材を育成するための中小企業診断士の派遣、信用組合のネットワークを活用した首都圏などでの商談会開催支援などにも取り組む。
 さらに、人口減少や高齢化など日本全体が直面する課題に対応する取り組みを進めるための検討の場にもしていく考えだ。
 専門ウェブサイトでは、会員同士の情報交換のほか、事業に関する相談やイベントの案内なども実施して連携を深められるようにしている。
 登録会員のうち、主な建設関係企業・団体は、アール・アイ・エー、大林組、奥村組、鹿島、環境デザイン研究所、協和エクシオ、熊谷組、構造計画研究所、国際航業、大成建設、大和ハウス工業、竹中土木、丹青社、TOTO、西松建設、日本工営、パシフィックコンサルタンツ、橋本総業、パスコ、三菱地所、三菱電機、ラックランド、LIXILグループ、再開発コーディネーター協会、全国建設研修センター、日本建築積算協会、日本木造住宅産業協会など。
 また先導モデル事業応募者として、オリエンタルコンサルタンツ、積水ハウス、日本建築家協会東北支部宮城地域会、日本公園緑地協会、日本都市計画家協会、宮城県建築士会などが参加している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【KIU】復興の建築現場で「たくさんの発見」 福島県・広野東口ビルをふたば未来学園高校生が見学  清水建設東北支店の社員と協力会社の有志でつくる「KIU」は20日、同社が福島県広野町のJR常磐線広野駅東口に建設している広野東口ビル(仮称)の現場で、高校生現場見学会を開いた。県立ふたば未来学園高校の社会起業部所属の生徒ら9人が、復興の最前線拠点となる「ecoBCP」導入の最先端オフィスビルの建設プロセスを興味深そうに見て回った。  建設業のイメージアップを目指して活動しているKIUが発案し、同校に働き掛けて実現した。  冒頭、あいさ… Read More
  • 【三菱電機ビルテクノ】絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」開催 12/10-12  三菱電機ビルテクノサービス(瀬尾孝夫社長)は、10日から12日までの3日間、東京都中央区の晴海トリトンスクエア2階で「絵画展・口と足で表現する世界の芸術家たち」を開く。世界各国の手の自由を失った人たちが、ハンディキャップを乗り越えて描いた約50点の絵画を紹介する。また、10日と12日には、画家の古小路浩典氏が実演を行う予定。  問い合わせは、三菱電機ビルテクノサービス総務部・電話03-3803-7301。 建設通信新聞の見本紙をご希望の… Read More
  • 【パッシブ建築】「パッシブタウン黒部モデル」の小玉祐一郎氏 最優秀論文賞に  YKK不動産が富山県黒部市で開発を進める自然共生型プロジェクト「パッシブタウン黒部モデル」のマスタープランナーで、第1期街区の設計者でもある建築家の小玉祐一郎氏(エステック計画研究所所長)が執筆した論文が、イタリア・ボローニャで開かれたパッシブ建築の国際会議で最優秀論文賞に輝いた。画像は第1期街区完成イメージ。  31回を迎えた会議には参加51カ国から292論文が集まった。小玉氏は社会、経済、環境の側面から黒部の地域特性を把握し、その特… Read More
  • 【大豊建設】現場の安全と地域の安心を! 新宿歌舞伎町の現場で「DEARProject」始動  大豊建設は、東京・新宿歌舞伎町で進める「(仮称)Sタワープロジェクト新築工事」で、新たな地域貢献プロジェクト「DEARProject」を実施している。仮囲いや足場のデザイン、完成施設に関連するディスプレーの設置、現場周辺地域の清掃など、女性の視点による“気づき”を盛り込んだ改善活動や地域貢献活動を展開する。  同プロジェクトは「Daiho-Environment,Action,Relation」の頭文字を取ったもの。現場周辺地域に対して… Read More
  • 【新菱冷熱】SSサイズも小さめ保護めがねも! 女性向け安全用品を充実  新菱冷熱工業は、現場で働く女性社員向けの安全用品を導入した。夏シャツやブルゾンの作業着は男女共通のSサイズまでしかなかったが、SSサイズも製作。ヘルメットはヘッドバンド部にクッション材を取り付けるなどフィット性を向上した小さいサイズもつくった。  自社製品だけでなく市販品についても、Sサイズの雨がっぱや22cmの安全靴、幅が小さい保護めがねなど女性が使いやすい製品を集め、社内の購買サイトで品ぞろえしている。製作は安全統括部が安全性や機能… Read More

0 コメント :

コメントを投稿