2014/04/19

【現場の逸品】細やかに運行管理して混雑回避 エコモットの「クラウド・アイ」

国道45号線の宮城県北部や岩手県区間での改築工事など、被災地で道路改築工事が本格的に始まる。現場への進入道路が限られており、工事車両による大渋滞が既に予想されている。混雑回避など丁寧な工事車両の運行管理が求められる。「クラウド・アイ」は、GPS(全地球測位システム)を使って工事車両を遠隔管理できるシステムで、渋滞緩和や効率的な施工に寄与することが期待される。
■ここがすごい
 モバイル通信モジュール内蔵のGPS付きネットワーク型ドライブレコーダーをダンプなどの工事車両に搭載する。走行中の現在地が電子地図上に位置情報が表示され、運行状況や走行ルートをほぼリアルタイムに遠隔地から把握できる。加速度センターが内蔵されており、急ハンドルや急発進、急ブレーキの情報も取得可能なため、安全運転教育にも使える。エリア登録機能で、特定車両がエリアに進入した際に事前設定された制限速度での走行を促すこともでき、学校周辺など特に安全運転が求められる地域での注意喚起にもなる。アイドリング時間からCO2排出量を計算して記録できるため、環境配慮にも役立つ。

■適用条件など
 GPS衛星からの電波が届く場所。auモバイル通信網のサービル提供エリア内。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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